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子どもがいるから頑張れる(2) - 米国の早期教育 -

 

女性医師の仕事と子育てエッセー
子どもがいるから頑張れる(2) ― 米国の早期教育 ―

日本では保育園に通っていた子供たちは当然英語など話せるはずもなく、ハワイの現地小学校のキンダーガーテンに入った長男は、初めの3ヶ月一言も言葉を発っしませんでした。もともと内向的な男の子でしたので、彼が英語に馴染めなければ帰国しなければと思い始めたころ、突然流れるように英語を話し始め学年末には成績優秀で表彰されたのです。  

これは一重に、少しの進歩、本人の努力を大きく取り上げて褒めてくれた先生、お友達、お友達の家族のお陰と思っています。米国の小学校は一クラス20人前後で、補助教員、言語専任教員、また時間のある親もアシスタントとして授業を手伝うのできめの細かい教育が可能です。過程を重視し、テストの結果だけで評価しないので、子供同士でも何かに(勉強だけでなく、芸術、体育、リーダーシップ等なんでも)優れているお友達を言葉、態度でも褒めあいます。親もわが子の前で、子供のことを褒めちぎるので子供も自信をもつことができるのでしょう。もともと日本語も満足に話せなかった次男は、両国語とも遅れていましたが、米国のほめて育てる早期教育を信じてみまもっていたところ、3歳過ぎにはバランスよく理解できるようになりました。

 

米国は、住区域によって学校の格差が激しいので、すべての学校がこのように理想的というわけではないでしょう。ただ、少なくとも、小学生を一人で外出させたり、家に残すことが児童虐待と言われるように、子供の人権を最重要に考える国です。そのため、小学校にアフタースクールが併設されていることが多く、働く両親をサポートする体制が整っています。その多くは6時までで、ほとんどの親がそれまでに仕事を終えて子供を迎えに来ます。
日本では、多くの女性医師が夜遅くまで子供を預けて働いていたので、それが当然と思っていましたが、子育て中の親が子供と夕飯を食べられる時間に帰宅できる労働環境こそが米国の余裕だと知りました。

“子供は育つものだけど、親として楽しんでサポートしたい”