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はみだしナースのMBA日記(11)

私の修士論文のテーマを「ヒト」にしたもう一つの理由は、私が今後どんな仕事をしていきたいのか、どのように働いていくのかということを真剣に考え始めたことでした。それは、看護を学び、そして看護を経験してきた者として、これからのキャリアプランをどう描いていくかということとほぼ同義でした。

私の大学の同級生には、看護師や保健師を続けている人もいますし、ある特定領域のスペシャリストになろうと頑張っている人もいます。一方で、看護の仕事は決して嫌いではないのだけれど何かもっと違う仕事をしたい、そしてそれには看護の知識や経験を活かしていきたい、と思っている人が実はたくさんいるということを感じていました。病院などで看護師として働く以外に、もっと違うフィールドでその能力を発揮して、自分のやりたいことができるような仕事がしたいと。おそらく私もその「違うフィールド」にいる一人なのかもしれません。

でも、そうは言ってもどこへ行ったらいいのかそんな仕事が出来るのか、自分はそのために何をすればいいのか分からないと、思っている人がほとんどで、半分あきらめてしまっている人もいるのが現状のような気がしました。また、女性として結婚や出産などの時期と重なり、自分の望む仕事や働き方を許さない現実と向き合っている人も多いのではないかと思いました。

 
 

そこでその現状を確かめたいのと、自分の描くキャリアデザインを実現するためにはどのようなしくみやサポートがあればよいのかを探るために、同年代の看護師さんを中心にアンケート調査を行いました。とはいっても、過去の文献レビューから始まって、調査票作成、プレテスト、調査依頼、調査票回収、集計、分析と、それなりの時間と労力がかかりました。論文作成追い込みの時期は、仕事が終わったあと、徹夜をする日もありました。でも、たくさんの看護師さんにアンケートに協力していただいたおかげで、修士論文「看護職の新規キャリアドメインの提案」を完成することができ、無事卒業することができました。

この調査から、私が思っていたことは間違っていなかったと分かりました。看護の経験や知識を活かしてもっと違う仕事をしていきたいという看護師さんたちの思いは確かにあり、そしてそれは眠ったままのものも多かったのです。

そんな看護師さんたちの思いを実現するお手伝いをしていきたい。この気持ちは看護師である同期の仲間も同じく抱いていて、それがもととなってMedical CUBICは誕生しました。看護師さんたちの眠ってしまいそうな思いが掘り起こされれば、日本の医療や保健、社会環境をもっといいものに変えていく大きなパワーとなるに違いない!と信じています。  終わり(ぴぐ)

半年にわたって掲載しました「MBA日記」は今回をもって終了します。最後までお読み頂きましてありがとうございました。

(ぴぐ)
ご意見ご要望は、info@medical-cubic.co.jp 「ぴぐ」 までお寄せ下さい。