| また、小児に対して病気の説明をどのように行うかという点については、非常に難しいことではありますが、@うそをつかない、Aわかるように、Bあとのことを考えて、の原則に基づき、年齢に応じた説明を行っています。
アメリカでは20年ほど前から子どもに対してもきちんとした説明を行うことが義務付けられてきましたが、日本ではその時期まだまだ子どもに対してそんな話をしたらショックを受けてしまう、かわいそうだという考え方か主流でなかなかなじまないものだったといいます。
しかし、現在では 「小児がんの治療中に説明を受けた子どもと受けていない子どもを比較した調査結果では、明らかに治療に対して前向きに取り組む様子やポテンシャルが高い」 という結果が得られているということです。
さて、その説明の際にとても役立つものに 『絵本』 があるといいます。たとえば、「忘れられないおくりもの」、「チャーリーブラウンなぜなんだい」、「レアの星」、「おにいちゃんがいてよかった」等々。
もちろん、絵本を与えるだけではありません。 そこには専門家としてのきちんとした説明があるわけですが、絵本を通しても子どもたちは今の自分の置かれた状況や家族(兄弟)のこと、死について、様々なことを理解していくということです。 講演の中で、一部絵本の朗読もありましたが、私も涙が出てきました。この絵本をどんな時に読んでもらっているのかを想像すると胸が熱くなりました。
小児には抵抗を感じる人が多いかもしれないけれど、みんな子どもだったのだから、こんな時、自分だったらどんなことを思っていただろう、どうしてほしかったのだろう、と思い返せば、きっとわかるのではないか・・・という言葉も印象的でした。
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